コラム13 家族って?
先日、元藤島親方がガンで亡くなられた。
私は母を同じ病気で亡くしているので、闘病は大変だっただろうなあと思いった。
それにしても55歳は若すぎる。
2人の息子を横綱にさせ、連日ワイドショーを賑わし、日本一の仲の良い、幸せな家族だった。
それが、息子の女優との婚約破棄あたりからおかしくなり始め、
奥さんと離婚し、部屋も小さくなって、ついには不治の病と闘いながらの晩年。
葬儀では不仲の息子兄弟が視線を合わせることのない不思議なものだった。
親が亡くなった時くらい仲のいいふりはできないものなのか?
亡くなった親方はさぞかし心残りだっただろう。
私は幸か不幸か兄弟姉妹がいない。
母の看病をしていた時は、この辛さを分かち合える姉妹が欲しいなあと切実に思ったが、
母の隣のベットの人の看病を巡って、その子供達が廊下で言い争いをしているのを聞いた時に
「ああ、一人の方が楽かも?」
と思ったものだ。
元若乃花と元貴乃花に何があって不仲なのかはわからないが、
元貴乃花は良きにつけ、悪しきにつけ、天才にありがちな、わがままさと、
他を寄せ付けない空気を感じる。
人の良さそうな若乃花とは対照的であり、それゆえに強い横綱であり続けられたのだろう。
でも、たった一人しかいない父親が亡くなったのだから、何とか仲を修復できないものか?
かつては日本の理想的な家族とまで言われた家庭の崩壊である。
理想的な家庭なんてどこにもないのだろうか?
朝、寝坊してグズグズ言っている娘を叱りながら、
これまた二日酔いの夫にも文句を言いつつ送り出しながら、
まあこれでいいのか?
と思う私であった。
Mistress Boo