コラム38  ホリエモン的でないもの

 本当にもうすぐトリノ五輪。

ここ2,3日もボブスレーの選手が行ける行けないで翻弄されていて、

結局行けることになって良かったと思う。

ボブスレーは資金不足で自分達のデザインしたTシャツを売って資金に充てていた。

たまたま知り合いがボブスレーの関係者だったから、私もTシャツを買って微力ながら

貢献させてもらったのもあって、彼らの苦労が少しだけわかっていたから、本当に出場できて良かった。

ボブスレーはとてもお金のかかる競技だ。

冬のオリンピックは用具にお金がかかるから選手達は競技そのもの以外の資金的な苦労も多いと思う。

若いボブスレーの女子選手は資金不足ゆえ、自分の普段着は1年以上買ってない、

そんなお金があったらボブスレーにまわすと言う。

若いからオシャレもしたいだろうが、ボブスレーという競技が何よりも好きだという以外の何ものでもない。

35歳のジャンプの岡部は長野で団体の金メダルを取ったが、前回のオリンピックには行けず、

今回返り咲いた。

10年以上もトップレベルを維持するのは容易ではないだろう。

背が低いため板の長さの変更によって不利となり、少しでも背を高く登録しようと、寝て測ったりしたらしい。

涙ぐましいまでの取り組み。

これもジャンプが好き、自分の人生はジャンプなのだろう。

オリンピックに出ることによって、成績がよかったら世間の認知度が増し、それによって得る収入もあるだろうが、

何よりもお金では得られない自分自身の勲章を得るために人生を賭けている。

自分にとって大事なのはお金ではないという、ホリエモンとは対極の考え方、生き方だろう。

でも、価値観はその人その人違うから、お金じゃない精神的なものを追求する人がいる一方で、

お金がすべてという人生しか送れない人の気持ちを止めることはできない。

精神的に崇高なものを知っている人から見れば、お金が人生なんて虚しいよ、

と説得してみても分かってはくれないだろう。 

だけど何事も合法でなければならない。

その事を塀の中で彼はどう思っているのだろう?

Mistress  Boo

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