コラム62  冬の沖縄

マラソンをやっている夫が那覇マラソンに出るので家族で出かけることにした。

冬の沖縄は初めて。

出かけた日は札幌の気温が最高気温でも0℃。

沖縄は冬でも暖かいらしいので、半そでを用意して、ダウンコートを空港に預けて飛行機に乗った。

この時期(年中なのかも知れないけど)沖縄への修学旅行生でいっぱいで

同じ便ににも生徒がたくさん乗っていた。

また、この時期は1年でジェット気流が一番強く吹く時期だそうで

時速200キロの気流が西から東に吹いているので

札幌ー沖縄は行きと帰りで40分も違うのだ。
 沖縄に着いてみると思ったより寒い。

半そではいらなかった。

前に行った時はなかったモノレールで那覇空港から市内の主な場所まで行けるので便利。

でも2両編成だからすごく混む。

ちなみに沖縄は年中道が渋滞するらしい。

何でだろう?

翌日はレンタカーを借りて名所をまわることに。

今まで沖縄ではビーチでのんびりして過ごすだけだったから、戦争の跡などを見る機会はなかった。

まずはひめゆりの塔。

日本各地から修学旅行で来ていて、生徒であふれていた。

茶髪の子、ピアスした子など、今時の子達が一生懸命ガイドの話を聞き、資料を読んですすり泣いている子もいた。

彼らの親は私と同じ年代で戦争は知らないから、修学旅行で戦争の悲惨さを勉強するのはいいなあと思って眺めていた。

ひめゆり部隊はまさにこの高校生と同じ年の子達が、ひどく傷ついた兵士の看護

と言えば聞こえがいいが、切断した足を埋葬させられたり

といった過酷な労働を強いられた後にほとんど全員が戦死してしまった、という出来事である。

その時代に生まれてしまった悲運としか言いようがないが、みんな生きたいと思って亡くなっていったのだろう。

学校で「命はかけがえがない」と説教してもピンと来ないだろうが

こういう場所に連れて行って肌で感じると、自殺しようとは考えなくなるのではないだろうか?

そんなことを考えつつ、旧海軍司令部壕へ向かった。

(以下次号)

Mistress  Boo

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